学校の先生、もっとラクしよう

先生たちがラクできるよう、授業作りのヒントを発信していきます。もちろん子育て中の方も。

卒業式でナニ話す?

こんにちは、学校の先生です。

楽しいことが大好き。面倒くさいことは嫌い。仕事もできればしたくない。

だけど、子供たちの笑顔は大好き。

いかにラクしながら、子供たちが楽しく笑顔で学べる授業を作るため、日々奮闘しています。

 

 

やってきました、卒業シーズン。

卒業学年の先生たちは、今が一番大変な時期でしょうか。

本当にお疲れ様です。

 

 

卒業式ナニ話す?

 

子供たちがこの学校で過ごす最後の日。

担任としての最後の仕事。最後に何を伝えようか、悩む先生も少なくないでしょう。

 

〇年間頑張ったと、ねぎらいの言葉もよし。

これからも頑張れと、激励の言葉もよし。

間違いなんてありません。どれも心のこもった大切な話。

 

けど、卒業式の話ってあんまり覚えてないんよな

私自信がそうでした。

その時はちゃんと聞いていたかもしれません。

だけど、今は何を話していたのかまったく思い出せない。

子供たちなんてそんなもんでしょうか(笑)

卒業式なんて、次から次に起こる楽しいことで、子供たちは上の空。

どんなに心を込めても、入らない子には入らない。

悲しいかな、それが現実です。

 

一人の心を動かせたなら、それでいい

 授業作りもそう、全員に対象を絞ると、いいアイデアでも使えなくなることがあります。

もちろん、全員の心を動かすことができるなら、それに越したことはないですが、なかなか難しいのが実情です。

そもそも、考え方も10人10色の中で、たった1人でも、私の言葉に共感してくれたなら、それでもいいじゃないですか?

その一人が、その考え方を広めてくれるかもしれないし。

社会だって、共感のコミュニティで形成されているようなもんです。

 

ちなみに私が卒業生を送り出すときには、

激励or感謝

のどちらかを使います。

しかも、話す内容は1種類ずつのみ。

 

「物事は起こるべくして起こる」

「これからいろんなことが起こるけれど、それは起こるべくして起こっていること。

楽しいことならもちろんいい。

悲しいことやつらいこと、きついことも、これからきっと起こる。けれど、それは今のあなたたちに必要のことだから起こっているんだよ。

どんなにきつくても、それは、今成長のために必要なことだから、何があっても腐ってはいけない。」

これは健常者向け。激励で締めます。

 

支援学校であれば感謝の話。

「みんなのおかげて楽しかったよ。ありがとう。」

最後まで自己肯定感を上げる話でまとめます。

 

これに話し方やトーンなど、生徒に合わせて少しアレンジすればいいでしょう。

 

あくまでも私の考えですが、何か役に立つことがあれば幸いです。